2018年2月8日木曜日

 特定危険指定暴力団工藤会(北九州市)が関与した一連の襲撃事件で、美容外科クリニックの女性看護師を殺害しようとしたとして組織犯罪処罰法違反(組織的殺人未遂)の罪に問われた同会系組幹部、大石薫被告(45)の初公判が7日、福岡地裁(足立勉裁判長)であった。大石被告は看護師を切りつけたことは認めたが「殺すつもりはない。組織的なこともわかりません」と一部を否認。弁護側は殺意や組織上層部との共謀はなかったと主張した。

 検察側は冒頭陳述で、2012年8月に下腹部の美容外科手術を受けた同会総裁野村悟被告(71)=同罪などで起訴=が手術の失敗で看護師を逆恨みし、同会会長田上不美夫被告(61)=同=や同会理事長で最大の2次団体、田中組組長の菊地敬吾被告(45)=同=を通じ、当時同組幹部だった大石被告が襲撃の実行役を担ったと主張した。

 弁護側は、被告が受けた指示は「顔を切れ。傷つけるだけでいい」との内容だったとし、殺意はなく傷害罪にとどまると主張した。

 起訴状によると、大石被告は別の組幹部らと共謀し、野村被告の指揮命令に基づいて13年1月に福岡市博多区で看護師の女性=当時(45)=を刃物で刺し殺そうとしたとされる。





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